下向きの顔の犬のポーズ
アドームカシュヴァーナーサナ
疲労した時に、下向きの顔の犬のポーズ(アドームカシュヴァーナーサナ)を長く行えば、疲れが取れ、心身ともにリラックスできる。下半身は骨盤から下のハムストリングスからふくらはぎ、アキレス腱、かかとまで全体を深くストレッチし、上半身は肩甲骨周辺のコリを和らげるのに効果がある。腹部の筋肉を縮め、横隔膜が引き上げられるので、心臓の拍動も整うと言われている。気分を爽快にするポーズ。
アドー・ムカとは「顔を下に向ける」を意味し、シュヴァーナは「犬」を意味する。犬が前肢を踏ん張り、頭をつけるようにして伸びをしている姿に似ているのでこの名がついた。
顔を伏せてうつ伏せになる。両手を指先が前方を指すようにして胸の横におく。
息を吐きながら床から上体を上げていく。手を伸ばし、頭を足の方向に引きつけ、頭頂部を床につける。肘と背中は伸ばしきったまま。膝の裏をのばしたままに保ち、かかと、足の裏は床から離さない。両足先は前方に向け、平行を保つ。深呼吸を繰り返す。
息を吐きながら頭を床から持ち上げ、上体を前方に伸ばすようにしてゆっくりと床に身体を下ろし、休む。
ポーズ名
日本語名
下向きの顔の犬のポーズ
英語名
Downward-Facing Dog
サンスクリット語名
アドームカシュヴァーナーサナ、アド・ムカ・シュヴァナーサナ、アドー・ムカ・シュヴァナアサナ
अधोमुखश्वानासन
adho mukha svanasana
禁忌並びに注意事項
- 下痢の場合
- 妊娠中
- 頭痛