他人と比べて自分の境遇に劣等感を感じたり、自分にはない才能や容姿を持ったあの人をうやらましいと、ついつい感じてしまう。誰にでもあることです。でも、それで落ち込んだり、自信をなくすのは無駄。大切なのはあなたの個性を伸ばすこと。気休めではない、4つの事実をご紹介します。
隣の芝生は青く見えるとよく言いますが、自分に無いものを持っている人を羨ましく感じる方も多いのではないでしょうか。
自分よりも裕福だったり、優れた才能を持っていたり、容姿端麗であったり。人と比べる必要はないとわかっていても、やはり羨ましく感じてしまうものです。
1. 過去が今の自分をつくる
ヴェーダ経典によると、「いま自分の置かれている状況は、自分の過去の行いの結果」だと言われています。もし他の人が羨ましいと感じたとしたら、その人は以前良い行いをしたから、現在そのような状況に置かれているのかもしれません。今世だけではなく、今まで幾度となく繰り返されてきた、生と死の中で積み重なってきた行いの結果です。
もう少しお話しすると、「私達のこの体は、前世で死ぬ時に思ったことが実現した形」だと言われています。
例えば、死ぬ時に奥さんなど女性を思っていたとしたら来世は女性の体に。また、死ぬ間際まで鹿のことを心配していた聖者が来世で鹿になったという話もあります。死ぬ時に何を思うか。それはまた違う機会にお話ししたいと思います。
2. そして、あなたの今は未来を作る
自分が日々行っている様々なことが、未来を造っているとしたら。。ちょっと考えてしまいますよね。神様はすべて見ていると言われたりしますが、その通りなのです。他人の目は誤魔化せても、本当のことは実際には隠せません。何よりも自分が一番わかっているはずです。
ですが時には、ちょっとズルしちゃおうかなとか、今日は疲れたから少し手を抜いちゃおうかなとか、思う時もあると思います。生きていれば色々なことがあるし、自分の意思に反して起こることも多々あります。そんな中で常に正しい事を行い続けるのは、容易ではありません。
もし悪魔のささやきに負けて、ちょっとズルをしてしまったら、「ごめんなさい」と心から思うことです。この、心からの「ごめんなさい」の思いは、通じると言われています。完璧な人間なんていません。何があっても自分を責めないでくださいね。
やっちゃった…と思ったら、その分、愛ある行動で返せば良いだけのことです。あなたの、その愛ある行動を、必ず誰かが見ていてくれます。
3. あなたの個性、それは役割
話を戻しますが、人にはそれぞれ役割があると言われています。
仕事など向き不向きがあるように、得意なことは人によって違います。ですから、例えば「あの人は料理があんなに上手いのに、なぜ自分は全然できないのだろう。。」などと悲しむ必要は全くありません。
「あの人は料理をすることが役割かもしれないけど、自分にはもしかしたら違う役割があるのかも。だから料理をするという能力は備わっていないのだ。」そう思えば良いのです。
自分に出来ることをやればいい。出来る人がやればいいのです。
それに、もしかしたら自分が出来ることの何かが、周りの人から羨ましがられているかもしれません。
4. だから自分に向き合い、あなたの個性を伸ばせばいい
人は何かと自分に無いものを求めがちですが、「今あるものを伸ばす。今あるもので満足する。」このような意識を少しでも持ってみて下さい。
そして、もっと自分の内側に意識を向けることで、見えてくることも沢山あります。様々な情報で溢れているこの社会ですが、たまには静かに目を閉じて、自分と向き合ってみて下さい。きっと本当の自分が何か答えをくれるはずです。
その時、愛と感謝の気持ちを忘れないでくださいね。
Radhe Radhe