半分の立位前屈
アルダ ウッタナーサナ
PHOTO: DAISUKE MIURA
半分の立位前屈(アルダ ウッタナーサナ)は、インバージョンポーズの一つとして、内臓を逆さにすることで胃痛を静め、肝臓、脾臓、腎臓の調子を整えると言われている。落ち込んだときにこのポーズを2分間以上続けると、気力が充実してくる。このアサナのあとでは気分も落ち着き、眼が輝きだすとも。
シールシャアサナを行って、頭が重くなったり、熱っぽくなったり、その他の不快感を感ずる人は、まずこのウッターナアーサナを行うと、シールシャアサナ(逆立ち)が快適に、容易にできるようになる。 ウトゥは「入念」「強さ」をあらわす接頭語、ターナは動詞で「伸ばす」「広げる」という意味。このアサナでは背骨が入念に強く伸ばされる。
タダーサナのポーズで立つ。
息を吐きながら前屈し、手の平を床につける。この状態で手を両足の横へ、さらにかかとの後ろへと順次移動させる。この間できる限り膝を曲げない。
頭を持ち上げ、背骨を伸ばす。尻をわずかに頭の方へと移動させ、足が床と垂直になるようにする。呼吸を繰り返す。
息を吐きながら状態を足に近づけ、頭を膝につける。膝を曲げない。内腿を引き上げるようにして膝頭を引き締める。深く呼吸をする。
深く息を吸いながら手を床から離し、タダーサナに戻る。
ポーズ名
日本語名
半分の立位前屈
英語名
Standing Half Forward Bend
サンスクリット語名
アルダ ウッタナーサナ
禁忌並びに注意事項
- 首に怪我・故障がある場合
- 背中に怪我・故障がある場合