第2チャクラのバランスを崩すと自分に自信が持てない、優柔不断といったネガティブな感情を溜め込みます。また、膀胱や前立腺のトラブルを招き「性」への関心が低くなるか、または過剰になります。もし、こうした状況にあるなら第2チャクラのバランスを整える方法を試してみてください。
第2チャクラとは?
第2チャクラは、サンスクリット語ではスヴァーディシュターナチャクラ(Svadhishthana Chakra)、日本語では丹田チャクラ、仙骨のチャクラと呼ばれます。
自分に自信をつけ、生きている意味や使命を持ち、明るさとバイタリティーをもたらし、人の最も原始的な部分を持つ、本能のチャクラでもあります。母と子はへその緒で繋がっていましたが、親子のつながりは先祖の絆であり、過去世や先祖一族の生き方、思考パターンや感情の癖などは、第2チャクラを癒すと良いとも言われています。
第1チャクラは、人生を生きる上での土台とするなら、第2チャクラは人生の悦び。そして人生を豊かにするための根源的な感情や創造性を与えてくれるものとして考えるとわかりやすいですね。
第2チャクラの特徴
官能性、創造性、熱意、創造性と限界の探求、元気、自信、明るさ、自己肯定感、生活力、社会的成功、人生の目的、性的魅力、胆力、腸内環境、膀胱、月を意味します。
第2チャクラの位置
おへそから指3本くらいの下腹部に位置しています。第2チャクラは、排泄器官、生殖器官と対応しており、これらの部分の不調を改善します。
第2チャクラの属性
色:橙(オレンジ)
年齢:8〜14歳、57〜63歳
五大元素: 水
五感:味覚
機能:繋ぐ、結合する、産む
行動器官:生殖器
感覚器官: 舌
関連する内分泌:副腎
マルマ※:ヴァスティマルマ
※マルマとは? 詳しくはこちらの記事をご参照
第2チャクラのバランス
第2チャクラがバランスが良い時、滞っている時の症状をまとめています。
バランスよく活性化しているとき
自分の存在価値を確認でき、自己重要感が生まれ、本来の明るさや強さが出てきます。すると創造的で表情が豊かになり、存在感が生まれます。
滞っているとき
自分に自信が持てないため、優柔不断になったり、ネガティブな感情を溜め込みます。自虐的な発想が生まれやすくなり、問題の要因を外に求め、愚痴や泣き言が多くなります。膀胱や前立腺のトラブルを招き、健康的な性への関心が低くなるか、または過剰になります。
このような感情に思い当たるフシがあるなら、以下の活性化の方法を試してみてください。
第2チャクラのバランスを整える方法
第2チャクラのバランスを整える方法は、以下の通りです。ヨガのアーサナ(ポーズ)や呼吸法は、ヨガ経験者の方であれば馴染みの深い方法ですので、第2チャクラの位置を意識して行ってみましょう。何気なくやっているアーサナや呼吸が、第2チャクラを意識することでグッと深まります。
また、ヨガを経験したことない人でもヨガ以外の方法もありますので、試してみてくださいね。
第2チャクラ活性法 1. ダンスで身体を動かす
フラダンスやベリーダンスなど、腰を魅惑的に動かすダンスが良いとされています。第2チャクラを意識しながら行ってみてください。もし、第2チャクラの滞りに問題があるなら、新しいことに挑戦してみてください。その際はこうしたダンスを選択するのが良いですね。
また、以下の通り呼吸法やヨガで整えることもできます。
第2チャクラ活性法 2. 呼吸でバランスを整える
第2チャクラのバランスを整えるためには、数ある呼吸法の中でも丹田呼吸が良いとされています。丹田とはおへそから約5cmほど下の部分を指しますが、両手を当てて呼吸すると意識が向かいやすくなります。腹筋に力を入れながらゆっくり丹田から息を吐ききり、また丹田まで吸い込むイメージで行います。
呼吸は深い呼吸が大切です。
丹田呼吸法の他、ヨガ呼吸法については以下で詳しく解説しています。
ヨガに呼吸法が欠かせない理由 – プラーナヤマをマスターしてヨガビギナーを卒業しよう
第2チャクラ活性法 3. アーサナ(ポーズ)でバランスを整える
第2チャクラのバランスを整える効果があるとされるアーサナです。体側を伸ばすポーズなどはよくとられるアーサナです。例えばスタジオなどでこのアーサナがとられたら、第2チャクラを意識しながらやってみましょう。もちろん、滞りを感じたらご自身でも積極的にトライしてください。
ヨガポーズガイド:
三角のポーズ(ウッティタトリコーナーサナ)
ヨガポーズガイド:
捻った三角のポーズ(パリヴルッタトリコーナーサナ)
シヴァのポーズ(ナータラージャアーサナ)
第2チャクラ活性法 4. アロマオイルでバランスを整える
白檀材、ジャスミン、ローズオイル、イランイランノキ、チャンパカ、クラリセージ、サイプレスなど。女性ホルモン、調整作用、生殖器強壮作用が期待できます。
※警告:エッセンシャルオイルは、赤ちゃんや12歳以下の子供への使用は厳禁です。妊娠中はアロマセラピストが薦める安全なオイルの少量使用に限定されています。
チャクラは、ヨガだけでなくアーユルヴェーダとも深い関係にあります。ヨガを上達する、もしくはアーユルヴェーダを深めるためにチャクラを理解することは大切なのです。ここではチャクラのヨガとアーユルヴェーダとの関わりについて解説しています。
大地にしっかり根をおろし、生きるための根源的なエネルギーを発生させるチャクラ。
バランスを崩すと自分の人生を否定したり、または反対に利己的になったりします。
自分自身の深い部分と関連し、彩りのある人生を意味します。第2チャクラのバランスが良いと自己肯定感が生まれ自信や信念が生まれます。一方、バランスが悪ければ自分らしさがなくなり、人生に不満をもったり、漠然とした不安を感じたりするようになります。
集団の中で自分らしさを維持でき、他人と自分への信頼を高めるエネルギーが出入りしていると考えられてます。第3チャクラのバランスが良いと強い意志と勇気と行動力がでますが、バランスが悪いと、周囲をコントロールしようとしたり、すべての物事に対して、敵対心を持つと言われています。
7つのチャクラの中心で、それぞれのバランスをとる役割があります。自分と周りの人々、この世の全てに無条件の愛を感じるためのチャクラです。第4チャクラのバランスが良いと、自分をそのまま受け入れることができ「あるがままの自分」を受容することができるようになります。バランスが悪いと、我慢体質になったり、精神的にダメージをため込んだり、無感動になります。
円滑なコミュニケーションをとるのに重要と言われるチャクラ。第5チャクラのバランスが良い時は、周囲の意見を尊重しながら、自分の主張を上手に相手に伝えることができます。バランスが悪い場合、周囲の意見に耳を傾けることができなくなりコミュニケーションがうまく取れないと言われます。
直感、洞察、予知、想像力などに関わるチャクラ。第6チャクラのバランスが良い場合は、自分本来の目標や夢を見つけ、新たな道を切り開いていくことができます。一方、バランスが悪い場合は、自分に起きることの全てに否定的に捉えてしまい、目標や夢、生き甲斐を感じられなくなります。
バランスが良い場合は、解脱の状態を意味し宇宙とつながると言われています。解釈として、人生において起きること全て、ポジティブ・ネガティブな全てに対し必然であると感じ、受け入れることができます。バランスが悪い場合は、自分におきることをすべて否定的に捉えてしまい、「恐れや心配」の多い生き方になります。