ヨガを始めて、ヨガマットはなんとなくスタジオレンタルで済ませてしまっている…。確かに持ち運びも大変なので自分のヨガマット購入を控えてしまう人も多いと思います。しかしヨガマットは自分のものを買うことをお勧めします。ヨガマットが大切な3つの理由をまとめています。
ヨガブランドも増えてきて、ヨガウェアの次に気になるのがヨガマット。
でも初めはヨガスタジオでレンタルできてしまうので、ヨガマットは不要と考える人も多いのでは?また、ヨガ初心者だしヨガマットを買うほどでもないと思ってしまう方も多いかもしれません。しかし、ヨガ初心者こそヨガマットはご自分で用意されたほうがいいです。
そもそもヨガマットは必要?
そもそもヨガマットは必要なのか?という疑問があります。正直言いますと、ヨガマットがなくてもヨガはできます。それは、ヨガというものが、単に身体を動かすだけではなく、呼吸や瞑想を行うなど、日常生活の中で行う全てがヨガだから…、ということでもあります。
しかし、アーサナをとる際にも、ヨガスタジオのなかには、ヨガマットの代わりにバスタオルを敷くところが少なくありません。そもそもヨガが生まれた時代にはヨガマットはありませんでしたが、ヨガマットを使用するメリットは多く、あったほうが効果的にヨガを行えるのは確かです。
まずはヨガマットの選び方の前に、ヨガマットが自分にとって必要なのかどうか、下記の点から検討してみてください。
ヨガマットが必要な3つの理由
スタジオのレンタルで済ましてしまいがちなヨガマットですが、大切な役割があります。
理由1. 床や地面から身体を保護すると同時に、床を保護する
ヨガにはハンドスタンドやヘッドスタンドなど、硬い床の上で直接行うには骨や皮膚に負担がかかりやすいヨガポーズがあります。どこかが痛くなると、必ずどこかでそれを補おうとし、身体の痛みやズレはどんどん大きくなっていき、正しいアーサナがとりにくくなります。
理由2. 床や地面からくる冷えの予防
ヨガは基本的に裸足で行います。特にキッズヨガでは靴下を履いていると滑りやすく、怪我のもとになるため、靴下を脱がせます。ヨガ用のソックスなども普及していますが、やはり滑り止めが付いていたり、指先や踵の部分はしっかりと床を捉えられるようにくりぬかれているものがほとんどです。
また、仰臥位などのライイングのポーズやリラクゼーションが目的のヨガでは、冬場、特に床から冷えが直接身体に伝わります。昔から頭寒足熱というように、自ら足もとを冷やすようなことは避けたいところです。
理由3. グリップ力を高め、汗を吸収してアーサナがとりやすくなる
ヨガマットが必要な最も大きな理由は、グリップ力を高めてくれる、という点です。
アーサナをとる際、直接床で行っていると滑ってしまい、不適切なところへ力が入って怪我をする危険があります。余計な意識が働いて集中できなくなってしまう上、効果的にアーサナがとれなくなります。
また、流動的にアーサナをとるような動きの多いヨガは汗が出ます。汗が足元に流れれば、滑りやすくなり危険です。掌にも汗はかきますので、滑らないように意識が働きだすと、必要な力が逃げて効果的にアーサナがとれなくなります。
適切なところへ、適切な力の加減でアーサナをとることが望ましいので、グリップ力は重要だと感じます。汗が気になる方はヨガマットの上に敷くヨガタオルも併用すると、さらに安全で快適にヨガを実践することができます。
ヨガ初心者こそ適切なヨガマットが必要
私がヨガを始めた頃、ヨガはストレッチの延長線上にあるものだと思っていたため、ヨガマットの必要性をあまり感じられずにいました。しかし、しばらくやっていると、やはりヨガマットを使う意味や必要性を感じるようになりました。初心者には特に、外的な怪我の予防だけではなく、身体の内部の負担軽減のためにも、ヨガマットの使用をおすすめします。
次回はヨガマットの選び方をご紹介します。