ヨガをはじめようと思っても、スタジオ行く前には多くの不安があるもの。
なんか難しそうと思ったり、用語が理解できなかったり。。いざスタジオを選ぼうと思ってもサンスクリット語で書かれたヨガの流派は全く未知の領域で選ぶことは至難の技。いざ、スタジオを決めても勇気がいるし、馴染めるのか心配など…。これだけ広がったヨガでも未経験者がはじめる上で、幾つものハードルがあります。
『これからヨガをはじめる人の本 (趣味の教科書)』はそんな人に聞けないヨガの疑問に答えてくれる一冊です。
難しいことよりも先にヨガをはじめることに重きをおく
本書の構成は、「ヨガって何?」から「ヨガって何が必要?」「ヨガのポーズをしよう」と始まります。そして、「ヨガって何?」が、また始まるちょっと変わった構成。二つ目は、プラーナヤーマや八支則、チャクラの解説となっており、ヨガの深さが後から続くのです。まずはヨガを実践し、ヨガの良さに気づかせ、深い内容を解説する流れとなっているのですね。
ヨガについて学ぶとき抽象的な表現が理解を妨げますよね。もちろん、だからこそヨガは奥深く、はまる理由でもあります。しかし、本書はヨガの深さを学ぶ前にヨガを実践することに重きを置いた内容となっており、とにかく難しい内容は後回しなところに、初心者への配慮が感じられます。
はじめるにつれ深まる疑問を先読みして解説
ヨガスタジオに行く前って緊張しますよね。何にでもマナーやルールはありますが、ヨガスタジオでの当たり前ははじめる前は当然わからない。正直、はじめる前はそんな疑問さえもわからないもの。本書はこうした疑問にも先読みして答えてくれています。
スタジオでの素朴なQ&Aは、「靴下は脱ぐのですか?」など、経験者から見たら当たり前で終わってしまう質問が、しっかり並べられています。はじめる人にとっては、行って初めて気づかされる質問ですよね。こうした質問に丁寧に答えてくれています。
広く浅くも、ヨガをはじめる人にとって優しい
チャクラの解説も独特で、電車の駅に例えた解説は秀逸。他にもヨガの大切な概念を深堀すぎず、わかる範囲でとどめておくのも、ヨガをはじめる人に対する配慮や優しさが感じられる内容です。全体的に広く、浅くなのですが、ヨガはじめる人、初めて見てヨガをもっと知りたいと思っている人のためにわかりやすく書き下ろされた一冊ですね。
エイ出版社
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