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ダイエットに無縁な痩せている人が持つ習慣と考え方

痩せ体質を保って健康的、よく食べていてもキレイな体型を保つ女性がいます。そういう人に限って「ダイエットはしてない」と言いますが本当?実は本人にもダイエットをしている意識はありません。その秘密は何か?答えは痩せている人や痩せ体質な人が持つ習慣と考え方にあるのです。

太りにくく肥満とは無縁で、美肌とキレイなスタイルを維持している健康的な人に限って、「ダイエットはしてない。」とうそぶきます。しかし、彼女/彼らに本当にダイエットをしている意識はありません。

痩せている人・痩せ体質を維持する人の習慣

モデルや女優のような、痩せていながらも健康的で、いわゆる痩せ体質を維持している人々が曰く、「ダイエットしていない」ことが本当なら、何かしら秘密があるはずです。このような食生活を含む生活習慣には、どんな特徴があるのか?

ダイエットのみが解決策と思っている方が考える習慣とは180度違うものかもしれません。特徴を知れば私たちの体質改善に活かせるはず。

私たちの常識とは違った、痩せ体質を維持する生活習慣について見てみましょう。

1. 食事のカロリー計算はいちいちしない

UnsplashDiana Polekhinaが撮影した写真

ダイエットを行おうとする人はやたらとカロリーを気にしますが、痩せ体質の人はカロリー計算などしていません。

痩せ体質の人は、誰でも覚えられるシンプルなルールに従って食事をしています。

それは、

  • バランスのとれた食事をとる
  • なるべく旬なものをとることを心がける
  • 同じ食材に偏らず、なるべく多種多様な食事をする
  • 腹八分目を守る(満腹にならない)
  • お腹が空いた時にだけ、食べる

だけなのです。

「バランスが取れた食事」に集中するので過度に糖質を抜く、脂肪分を避ける、タンパク質を多く、なども気にしません。旬の多種多様な食材をバランスよく、腹八分目をとることで、自然と太りにくい体質改善ができるのです。

結果的に、最も簡単なルールとも言えるでしょう。

2. ダイエット食や代替食は食べない

UnsplashBrooke Larkが撮影した写真

そして、普段の食事を代替食品、いわゆるダイエット食品で補うようなことはしません。またゼロカロリー、砂糖不使用、糖質ゼロといった食品にも手をつけません。

痩せている人は、代わりに、できる限り加工食品以外のものから食事をとることに気を使い、可能な限り自ら調理することを心がけています。

何より、料理が楽しみなのです。

3. 身体に負担をかけない食べ方を知っている

UnsplashJannes Jacobsが撮影した写真

肥満気味の人も痩せ体質の人にも共通するのは、「食事が好き」ということです。違いは食事の質と食べ方です。

肥満気味の人は適切な食事に関する知識がないので、栄養過多の食事を好きな時にしてしまいます。このような方法で食事すると代謝が落ちるばかりか、消化力が落ち、胃に負担をかけ、内臓・腸内環境を悪化させます。これが体調が乱れる根本的な原因なのです。

痩せている人は、お腹が空いた時以外は食事しません。自分のお腹に張りを感じたり、体のむくみを感じた時はいつも以上に消化の良いものを選び、食事の量を減らしたり自分で調整しています。

自分の身体の声を聞き、それに従って食べ方を変えているのです。

4. 流行りのダイエット法には手を出さない

UnsplashJamie Matociñosが撮影した写真

リバウンドを繰り返す人ほど、人気のダイエット法に頼ります。

もちろん巷のダイエット法に効果がないわけではありません。これら方法は確かに減量に成功しますが、その後はいつもの食生活に戻ってしまうので、必然的に体重が戻るのです。

太りにくい、痩せ体質の人は、情報に惑わされません。注目を浴びては消えていく「◯◯ダイエット」とは無縁なのです。

シンプルなルールでバランスの取れた食生活であるため、そもそも必要がないのです。

5. 早寝・早起き

UnsplashLaura Chouetteが撮影した写真

ついつい夜更かしをしてしまうことはありますが、慢性的な睡眠不足は肌アレだけでなく肥満リスクを高め、生活習慣病の原因の一つです。

輝きを持っている幸福な人に睡眠不足の人はいません。原則的に早寝・早起きを習慣にして十分な睡眠をとっています。もちろん友人とのディナー、ナイトアウトなど、外で楽しむことも大好き。

しかし、楽しんだ次の日にはいつもよりも朝は遅く起きる、夜は早く寝るなど、決して無理をせず、しっかりと身体を調整します。

6. 細かなルールに縛られず我慢しない

UnsplashBoxed Water Is Betterが撮影した写真

ダイエットをしようと思うと食べたいものが食べられないばかりか、細かなルールにがんじがらめ。そのため、ダイエットでストレスを抱えてしまいます。

健康的に痩せている人は、シンプルルールを守りながらも、たまにはルールを破ります。

話題のスイーツ、時にはラーメンやパスタといった糖質が豊富な炭水化物も食べます。好きなものは好き。我慢しすぎないのです。

痩せ体質を維持している人は、食事の基本ルールが健康的であるため、これらの食事をしたとしても直ぐに戻すことで調整できるのです。

7. ストレスを低減する方法を知っている

UnsplashArtem Kovalevが撮影した写真

ルールにがんじがらめにならないこともその一つですが、痩せ体質の人はストレスを溜め込みません。

旅に出てリトリート、日常的には運動・エクササイズ、ヨガを習慣にしたり、自分なりのリラックス法を実践しています。


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8. ストレスがあっても挑戦と前向きに捉える

UnsplashGuy Kawasakiが撮影した写真

とはいえ、ストレスを100%無くすことは不可能です。また人生は困難はつきもの。ストレスフルな状況を試練と捉え、克服することに挑戦します。

事実、ストレスに対する反応をポジティブにとらえることで、ストレスから生じるコルチゾール(ストレスホルモン)分泌の影響を無害化できることがわかっています。ポジティブシンキングは精神論ではなく、身体の反応を変える確かな方法なのです。


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9. 定期的に運動している

UnsplashAlessio Soggettiが撮影した写真

肥満から抜け出しても、リバウンドする人は食事制限に大きく依存していることが原因です。

食事制限だけに集中し、運動、エクササイズ、筋力トレーニングをしないので身体の基礎代謝がアップしません。言い換えるとダイエットをしながらリバウンドしやすい体質を自ら作っているとも言えます。

痩せ体質の人は、定期的に運動をします。筋力トレーニングやランニングをした後の爽快な気分が癖になり、運動しなければ調子が悪いと思っています。

10. 痩せるためでなく、自分を高めるためにワークアウトする

UnsplashMiquel Pareraが撮影した写真

肥満にいつもビクビクする人は、痩せるために運動をします。痩せることを目的にするから運動やワークアウトはツライものと感じています。

体幹を鍛えるプランクで限界を超えて、なぜ、あと15秒を耐えるのか?

いつものランニングコースで昨日よりも早いタイムを目指し、なぜ心拍数を上げて、走り続けるのか?

痩せ体質の人は体型を維持するために運動していません。

彼女/彼らは、一人の社会人として、ビジネスパーソンとして、リーダーとして、妻/夫として、母親/父親としての役割があることを自覚しています。

自らが持つ様々な役割の中、今までの自分を超えるため、自分を高めるためにワークアウトするのです。


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痩せてる人・痩せ体質を維持する人が持つ2つのマインドセット

10の習慣は、いずれもアッと驚くようものではなく、聞けば当たり前のようにも思えます。しかし意外と気づけていない習慣と言えます。これらを自然と根付かせるのは以下のようなマインドセットが大切なのかもしれません。

1. ダイエットは「入口」、生活習慣を変えることが本質

UnsplashSimon Maageが撮影した写真

痩せ体質は、生まれつきと思われていますが、誰でも筋トレやヨガで基礎代謝がアップした体を作ることができます。

体重が増え、肥満となる本当の原因は、体に負担がかかる食生活や運動不足の生活習慣です。

生活習慣を見直すことで、女性でも男性でも太りにくい体作りは可能であって、体質改善はできるのです。

生活習慣の見直しをせず、ダイエットに依存してしまうと短期的に減量に成功しても、以前の習慣に戻ればリバウンドすることは当然です。

しかし、なかなかそこに気づけません。

ダイエットは自然と「減量」を指していますが、本当の目的は「生活習慣を変えること」とマインドセットを変える必要があるのです。

2. 内側に解決策を求める

UnsplashKatrina Wrightが撮影した写真

私たちは誰でもキレイな体型になりたいと願います。それは当然の欲求です。

しかし、その解決策として私たちは無意識に外側に解決策を求めてしまいます。

減量時だけの食事制限やダイエット食、美容整形などは短期的に解決に至る素晴らしい方法のようにも見えます。しかし、本当の美しさや健康の獲得、さらにそれを維持するのは日々の適切な生活習慣から得るものです。

ここでみた痩せている人・痩せ体質を維持する人の習慣は外形的なものではなく、全て内側にあります。

大切なのは運動、食事、身体の知識からなるフィットネスリテラシーを高め、自らの生活習慣を変えていくことなのです。


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Yu Staff

最初はサーフィンのために始めたヨガですが、ヨガから、ワークアウトや食事、呼吸法、瞑想など、もっぱら人間の脳、身体と心の繋がりへの興味が尽きない。最近はビジネス書よりもこれらをテーマにしたノンフィクションばかり読んでいます。