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ヴァータ ピッタ体質の特徴 – 活発で働き者だがストレスに注意

アーユルヴェーダのドーシャ。ヴァータ ピッタと二つの複合的な体質を持つ人もいます。活発で働き者の一方でストレスを溜めがちという性格と特徴を持っているなど、ヴァータ ピッタ体質の特徴をもとに、特に気をつけたい季節のほか、避けたほうがいいことなど、まとめています。

今回は、アーユルヴェーダのドーシャ、ヴァータ(ワータ)・ビッタ体質の特徴です。自分のドーシャ(体質)がわかる簡易診断で自分のドーシャを把握してみてくださいね。「ヴァータ(ワータ)・ピッタ」体質と出た場合、今回の記事が参考なります。

アーユルヴェーダ ヴァータ・ピッタ体質の性格と身体的な特徴

ヴァータ、ピッタの2種類が複合した複合(混合)体質の特徴は、性質や体質などの個性においても、この2つのドーシャの特徴を併せ持っており、2つのドーシャがともにアンバランスになりやすいことになります。そのため、ヴァータ・ピッタ体質の人は、まずは「ヴァータ体質の特徴」と「ピッタ体質の特徴」の、それぞれの体質の特徴をチェックしてみてください。

さらに、より正確な診断をした場合、ヴァータの割合とピッタの割合のどちらが多いかがわかります。割合が多い体質が、よりバランスを崩しやすいドーシャということです。そのため、割合が多いドーシャに見合った対処をすることで、比較的安定しやすくなります。

ヴァータ・ピッタ体質の人は、初秋に気をつける

ヴァータ・ピッタ体質の人は、ヴァータ体質の「空」と「風」の特徴と、ピッタ体質の「火」「水」の特徴から、

  • 寒さと暑さの両方に弱い
  • ヴァータの季節(晩秋から冬)とピッタ(夏から秋)の季節の双方に調子が悪くなる

ので注意が必要です。

特に気を付けたいのは、ヴァータとピッタが入れ替わる、「初秋」です。

ヴァータ・ピッタ体質の人は、活発で働き者

また、ヴァータの「風」のエネルギーの特徴である、速さや活発さ、そして、ピッタの「火」のエネルギーの特徴である、鋭さから、分析力や想像力、実践力や行動力にあふれており、情報処理能力や直観力にも冴えています。そして、働くこと、動くことが好きという傾向もあります。

純粋なヴァータ体質者に比べて体力も知力も充実しているため、情報収集をしては的確な状況判断ができる上、行動も早く、効率よく時間を使います。また、精神的にも安定していて、エネルギッシュな活動もできるため、純粋なピッタ体質者に比べて、人に合わせて行動ができる柔軟さも持ち合わせています。ピッタ体質の頭のキレとヴァータ体質の柔軟な発想力が組み合わさり、知的でユーモラスな魅力を持つ人が多いと言われています。

だがストレスに気をつけよう

活発で働き者の特徴を持つ、ヴァータ・ピッタですが、その一方でストレスには弱く胃腸を悪くしがちです。これは、「風」という動く性質から、出張などで動きすぎたり、働きすぎるとヴァータが増えすぎてしまい、また、闘志や敵対心に溢れる情熱的なピッタの「火」という性質から、情報収集をしすぎるとピッタが増えすぎてしまうということなどが影響します。

ヴァータ・ピッタ体質の人がバランスを崩すと、ヴァータ体質のアンバランスからくる「不安」と、ピッタ体質のアンバランスからくる「怒り」との両面に襲われるため、ストレスに弱くなり、胃腸を悪くしがちです。そして、純粋なピッタ体質者に比べて体力は充実しておらず、なんとかピッタの行動力で頑張ろうとするのですが、ヴァータ体質の特徴から、スタミナ切れが早いという特徴もあります。

バランスを崩した際は、より割合の多いドーシャに見合った対処法を実践してみましょう。


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早坂 理恵

早坂理恵 | Rie Hayasaka / Mangala Arati。女優。8歳でデビュー。演技の勉強を始めて間も無く、NHK朝の連続テレビ小説のキャストに選ばれる。18歳で上京し数々の現場で経験を積む中、持病である心臓の病と比較的新しい「脳脊髄液減少症」を発症。芸能活動を休止。現在、復帰したものの今もなお治療中。プライベートではヨガをライフワークとし、水素美容分野での活動(「水素美容のひみつ」著者)。全米ヨガアライアンス RYT500, RPYT(マタニティヨガ), RCYT(キッズ), シニアヨガインストラクター / アシュタンガヨガインストラクター / フィジカルトレーニングインストラクター / Yoga Ed. PI1・PI2修了 Yoga Ed. エデュケーター / 国際食学士 / マクロビオティックセラピスト / アーユルヴェーダベーシック / アンチエイジングアドバイザー / 健康美肌指導士 / 美肌食マイスター など複数の資格を有すなど、心と身体の真の健康をテーマに活動を行っている。