誰にでも将来の不安にかられることがありますが、何が起こるかわからない未来を心配しても仕方がありません。そのネガティブな感情こそが大敵。全てが悪い方向へと行く原因です。物事の見方を変えるだけで明るい未来は誰にでも訪れるのです。
誰しも不安や悩みを抱えて生きています。
将来が見えなくて不安。今の仕事を失ったらどうしよう。結婚できるのかな。
など人それぞれですが、何が起こるかわからない未来を心配しても仕方がありません。こんな事が未来で起こるんじゃないかと心配していても、それが覆ることもあるし、反対に予期せぬ嬉しいことが突然起こることも今まであったのではないでしょうか。
このように、自分の人生、これからの未来に何が起こるかなんて私たちには知る余地もなく、ましてそれをコントロールすることなど出来ないのが現実です。自分ではどうにもならない事を心配するなんて時間がもったいないですし、何が起こるかわからないからこそ、未来が楽しみなのではないでしょうか。
もし今が人生のドン底でも、きっと未来は明るい。そう思うことが大切です。
なぜなら、マイナスな感情や否定的な感情は、人体にも影響を及ぼすからです。そのような感情は、身体の中に毒素を生むと言われています。それに、類は友を呼ぶというコトワザがありますが、まさにその通りで、自分がマイナスな感情でいると、いつの間にか同じような人が周りにいることに気づくはずです。
愚痴ばかり言っている人の近くには同じく愚痴ばかり言う人がいて、常に愚痴の言い合いをしているように、引き寄せられてしまうのです。もしマイナスな事ばかり考えてしまう自分が嫌だな、と思ったら、プラス思考で溢れている人の近くに行ってみて下さい。
真逆の思考なので最初は少し辛いかも知れませんが、それでも少しずつ接しているうちに、自分もプラス思考に変わっていきます。
以前からお伝えしているように、「身を委ねること」、これこそが人生を楽に生きる秘訣です。
川の流れに身を任せるように、もし流れに逆らえば辛くなります。抗ってもどうしようもなく、逆に苦しくなるだけなのです。いま自分の人生で起こっていることは、自分が過去に行った何かしらの行為の結果であり、起こるべくして起こっていることなので、良い事も悪い事もそれをただ受け入れることです。
なぜ自分だけがこんな目に…と思うこともあるかも知れません。
ですがそれも全て、自分の責任です。因果応報であるこの世界ですから、何かを行えば必ずその反動が起こります。良い事を行えば結果として良い事が後で返ってくる。逆に悪事を働けば、それも必ず自分の身に返ってきます。
その自分の行った行為は覚えていることもあれば、きっと忘れていることもあるでしょう。今世だけでなく前世から積み重ねてきた行為の結果だからです。また、知らないうちに誰かを傷付けているかもしれません。ですから、大きな存在に許しと慈悲を希うべきだとヴェーダでは言われています。
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不安、心配、悩みとは、無知からきます。無知とは、宇宙の真理を知らないということです。「私たちは本当は魂であり、本来の性質は大きな魂に仕える（奉仕をする）ことである。」その真実を知らないことを、ヴェーダでは無知と言います。
難しいヴェーダ哲学を初めから覚える必要はありません。まずその真実を理解することが、日々の悩みや苦しみから抜け出すとても大きな第一歩となります。なぜなら、自分が魂だとしたならば、日々起こる物質次元の事柄がなんでもなくなるからです。魂の乗り物である肉体に起こっている事柄を、第三者的な立場で捉えることが出来てきます。
私たちが日々感じる不安や悩みというものは、すべて物質次元、この肉体に関わることです。見ているもの、聞いていること、話すこと、すべて物質的なことです。私たちが生活している地球は物質世界なので、それもそのはず。このような状況で物質的なことを避けようとしても不可能に近いと言えます。だからこそ、真実を知っている人に近づいて本当のことを聞き、目にするものにも気をつけ、俗的なことばかり話すべきではないと言われます。
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関わる人によって自分の人生は大きく変わります。どのような人と関わるかはもちろん自由ですが、その交際が自分の未来に影響を与えるのだと考えてみて下さい。今を楽しみたい気持ちも、楽をしたい気持ちもよく良くわかります。ですが時々は、自分の今いる環境や、未来について真剣に考える時間を作ってみてはいかがでしょうか。
難しく考える必要はなく、自分の心の声に素直になることです。そして与えられた事すべてに感謝し、すべてを受け入れる大きな心を持つことで、徐々に不安や悩みが減っていきます。どうか少しずつでも、不安や悩みの種が減り、皆さまが安心して穏やかな毎日が送れることを願って。
Radhe Radhe