秋の食養生を考えるなら「辛味」。前回、中医学の視点から解説しましたが、辛味をプラスするには?と考えてしまう方もいるかもしれません。大根おろし、唐辛子、生姜、柚子胡椒を使っていつものメニューに簡単に追加できるので献立とともに参考にしてみてください!
前回は、中医学から秋に気をつけたい健康について解説しました。
今回は前回で説明した
を具体的に献立にしてみました。
辛味の足し方が具体的にわからないという方も、いつものメニューに大根おろし、唐辛子、生姜、柚子胡椒を使って簡単にプラスできます。また、中医学といっても難しく考えず、和食で組み立ててみたので是非、ご参考に!
精白米よりも、うんと栄養価の高い玄米をチョイス。
きのこ類など、旬の食材は言うまでもなく、身体に良いとされています。マクロビオティックの考え方でもありますよね。
大根おろしと大葉で「辛味」をプラス。
私は小麦粉ではなく、片栗粉で揚げました。グルテンを気にされる方はご参考に。また、自然薯が手に入りにくい場合は、山芋でも十分です。
大葉は、晩秋・冬・早春の風邪による寒気や熱・鼻水・鼻づまり・咳・頭痛・肩こりなどの症状の緩和によく使用され、発汗させて解熱する作用があります。
お刺身のツマに、大根と一緒に大葉や紫蘇の穂が付いているのは、消化を助け、解毒する作用があるから。ビタミンC、カリウム、βカロテン、フラボノイドなど、お肌に良い栄養素も含まれています。
気管支に良いれんこんも使用して、きんぴら風に。
少しの唐辛子で「辛味」をプラス。
秋野菜のカブを使用しました。
お野菜はさっと湯通しをして、生姜ドレッシングでさっぱりと「辛味」をプラス。
青梗菜も秋が旬。
柚子胡椒を使用して、ここでも「辛味」を意識しました。
季節と身体の健康を考える上で大切な「辛味」。見てきたとおり、いつものメニューに意外と簡単にプラスできるのです。大切な毎日の食事に少しの知恵でグッと食事が健康と結びつき、豊かになります!
毎日の献立作りに、参考にしていただけると嬉しいです。