思いやり

子どもの様な柔らかい心を保つためのたった一つの言葉

私たちはいつの日か子供のような素直な表現ができなくなってきます。そして日常の中でネガティブな感情になる事象にみまわれることが多くなってしまうもの。大人になれば仕方ないことです。しかし、たった一つの言葉を意識的に使うことで目の前の世界は変わります。

大人になるにつれ忘れていく表現

1歳前後の子どもと一緒に過ごしていると、なんて心を解放させて今を生きているのだろうと感動すると共に、顔がほころんでしまいます。

お腹が空いて泣き、おもちゃを取られて泣き、椅子が冷たくて泣く。
手をパチパチたたいて笑い、踊りながら笑い、美味しくて笑う。

全ての行いは心に真っ直ぐな表現です。
今その瞬間に彼らの心がそう感じ取ったから表出しているのです。

乳児の頃の直球な表現が、幼児に成長すると共に少しずつ気兼ねをし始め、気づけば私達大人は悲しいのに笑っていたり、飛び跳ねたい程嬉しいのに別に。。というような淡白な素振りをしていたりしてしまうようになっています。

無理の原因は本心が伝えられないから

勿論子どものように全てを伝えるのが難しい状況もありますが、言いたいことが言えなかった時や、本心とは違うことを求められる状況の時には心がぎゅっと固くなるのを感じます。そしていつの間にか体も妙な固さや疲れをまとっていたりもしますね。

私も言いたいことが言えなかったり、とても心無い言われ方をされると、心がザワザワしてきて、どっと疲れてしまっていました。

最近心掛けていることがあるのですが、それはとてもシンプルなことなのです。注意された時の返事には「はい」にプラスして「ありがとうございます」をつける。

それだけです。

自分の内に捉えることでポジティブになれる

注意された時には正直なところ(また。。)とため息を付きたかったり、(私には厳しいなあ)と嫌な気分になったりしているのです。でも、嫌な人と決めているのは私。不愉快な気持ちを生み出しているもの自分。と思うと、そんな一瞬の出来事にネガティヴに引きずられるのはそれこそ無駄な気がしませんか?

ありがとう。
素晴らしいパワーを持った言葉だと思います。

ありがとうと言われて怒る人っていませんよね?
それならこの幸せを引き寄せる言葉を沢山使って、子どもの様にいつもワクワクした感覚や、柔らかい心を思い出したいものです。

まずは自分にありがとう。
いつも支えてくれる全ての人にありがとう。
さらに苦手な人にもありがとうが言える様になったら、心には穏やかさが満タンですね!

今日もありがとうが溢れる1日でありますように。

甲田 美香子

幼稚園教諭、バクティフローヨガBasic修了、YOGAed. キッズヨガPI1修了。4歳で人生の師と呼べる先生に出会い、幼稚園の先生になる!と決め現在に至る。こどもとの関わりや保護者、同僚との連携などストレスフルな中ヨガに出会い、持病の腰痛や肩こりが緩和するだけでなく心が軽くなる感覚を覚える。ヨガは大人だけでなく子どもにも必要であると今伝えたい。チャイルドカウンセラー、学習支援員、日本古来の整体である均整術でもある。