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なぜ、あの人は魅力的なのか?人気者が持つ8つの特徴と性格

私たちの周りには人気者が少なからずいます。そして魅力的な人は異性からも同性からもモテるのです。しかし、それは容姿が良いといった単純な話ではありません。その人と関わりたいと思い起こさせ、関わっているとこちらも楽しい気分にさせてくれるのです。そんな魅力的な人に共通した性格と特徴についてまとめています。

私たちは人から何かプレゼントをもらった時、素直に喜びを感じます。

それは物質的な(お金も含め)ものが与えられることで、相手の気持ちが伝わってきますし、その分、自分の重要感が大切にされていると感じ、充足感が得られるわけです。

しかし、魅力的な人は何も物質的なものを与えるだけではありません。誰でもできる方法で、いわば無形のもので相手の重要感を満たすことに長けた人なのです。

具体的にはどういうことか? 以下、ご紹介していきましょう。

魅力的な人は、相手の重要感を満たす

1. 自分のことを多く語らず、相手の話に耳を傾ける

魅力的な人は、まずこちらの話を聞く人です。上手に話し始めるものの、気づいたらこちらが一方的に話しており、嫌な顔せずに話をよく聞いてくれます。

魅力的な人は自分が言いたいことをあまり話さず、自分の意見を絶対に押し付けない性格を持っています。

2. 相手の好きなところだけを見て、好きになる

魅力的な人は、とにかく褒めてくれます。それはお世辞ではありません。魅力的な人は相手の悪いところは見ず、長所だけを探して本当に相手を好きになるのです。

ですから、こちらが魅力的な人を好きになる前に、魅力的な人が先に私たちを好きになってくれるのです。

3. プライドの高い相手でさえ、プライドをさらに高めてあげる

プライドの高い人は鼻持ちならないですが、このような人にも好かれます。なぜなら、どんな相手であろうが、良い点だけを見て、話をよく聞き、褒めてくれるからです。

プライドが高い相手からすると、自分のプライドをさらに高めてくれるわけです。つまり、これも相手の重要感を充足することにつながっているのです。

4. 議論で勝とうとしない

魅力的な人は、議論で勝とうとしません。議論で勝ったとしても、説得できたためしはありません。議論で勝つことで相手の重要感を傷つけると知っているからです。

キズ付けられた人はその人が言っていることが正しかろうが、間違っていようが、感情的には不快なのであり、重要感が傷つけられるわけです。

5. 絶対に自慢しない

また、魅力的な人は、絶対に自慢しません。

反対に自慢ばかりする人と相対したとき、私たちは気分を害します。なぜでしょうか?それは自慢する人というのは、相手の重要感を傷つけてしまうことに気づいていないのです。

多くの人は議論に勝つことや自慢話で自分の重要感を満たそうとします。しかし、その反面、相手の重要感を傷つけていることに気づいていません。

魅力的な人はこうしたことを理解しているからこそ、絶対に自慢しないのです。

6. 好き嫌いなど感情を超えたところで相手を許す

本当に魅力的な人というのは、とかく寛容です。好きや嫌い、正しいや悪いといった感情を超えたところで相手を許してしまう、余裕があるのです。

魅力的な人は、自分を愛している

7. 自分が好きだから余裕がある

相手の重要感を高める人というのは、必ずといっていいほど自分のことを好きで、愛しているはずです。しかし、それを表に出してしまっては、自慢と同様、相手の重要感を傷つけるため、絶対にそんな素振りはみせません。

なぜか?

魅力的な人は、物質的にも精神的に十分に満足した状態であり、余裕があります。この余裕こそが、見返りを求めず相手に無償の愛を与え、相手の重要感を充足させるための原動力になっているのです。

8. 絶対に見返りを求めない

もし、相手の重要感を満たす上で見返りを求めたら、、、これは考えるまでもありませんね。そのような稚拙さはどこかでボロがでて、相手に気づかれてしまいます。魅力など一瞬で消え去ってしまいますよね。

嫌われる人は自己重要感に餓えている

反対に自分よりも立場の低い人を貶めようとする人、他人の悪口を言う人、不平不満を言う人。このような人は残念ながらよくいます。といより現代社会のあちこちにいると言った方がいいかもしれません。

例えば、職場で職権をたてに部下に不条理な要求を突きつける人。また、タクシーの運転手さんに理由もなく怒る人。レストランのウェイトレス・ウェイターにケチをつける人。これらは、もちろん正当な理由があれば問題ありません。しかし、もし不条理な理由であれば明らかによくありません。子供でも道徳的によくないことは知っています。

しかし、このような人たちは、自分の重要感が充足していないため余裕がないのです。そして自己重要感の欠落を補うために、こうした行為(相手の重要感を傷つける行為)そのもので自分の重要感を満たしているとも言えるのです。

魅力とは何か?

つまり、魅力的な人というのは自分を愛しており、重要感に満ちているため、余裕がある。そのため、相手に対し見返りを求める必要がなく、無償の愛を与えることで相手の重要感を満たしてくれる人、“与えられる”のではなく”与える人”なのです。

実はこれ、故 無能唱元という方が記した「人蕩し術」という書籍を参考にまとめたものです。「たらし」とはあまり良い意味で使われることはなく、どちらかというとネガティブなイメージを持つ人が多いと思いますが、実は幸福を感じる状態のことを指しています。

つまり、魅力とは相手に幸福を感じさせることなのです。

本著では魅力の定義から、実際にどのように得るのか?そして上述したように自己重要感をいかに充足させるかまで、平易な言葉で分かりやすく書かれています。

また、勘違いしてはいけないのは、魅力を得るための稚拙で簡単な方法など存在しません。それは人間としての根本原理から説くもので、仏教哲学が反映されたものです。

それもそもはず、無能唱元氏は、15年間にわたり禅を修行し、飛騨の円空庵禅通寺小倉賢堂師から「唱元」という法名を授かった方。

「人蕩し術」は、一宗教を超えた人生哲学、リーダー学として特に経営者層に、知る人ぞ知る自己啓発書として敬愛されているのです。

最後に、故 無能唱元氏は、本著で魅力についてこうまとめています。

“魅力とは与によって生じ、求によって滅す”

相手に与えることから魅力は生じるものの、相手に求めたら消滅する。まさに8つにあげた特徴を一言で言い表しています。

ヨガ哲学と通じる内容

また、今回の記事を読んでいて気づかれた人もいると思いますが、例えば、見返りを求めず、相手に奉仕すること(カルマヨガ)や、好き・嫌いといった感情を超越すること(ラーガ・ドヴェーシャ)、自分を内観することなど。。魅力的な人が持っている素養というのは、ヨガ哲学であるバガヴァッドギーターに通じる内容がたくさんあることに気づきます。

それぞれ目的は異なり、「人蕩し術」は魅力を備えることを目指し、バガヴァッドギーターは解脱を目指します。しかし、「人蕩し術」の最後の一節に、魅力を備えるためには自分をコントロールする必要があると説き、そのためには仏教で古来から言われてきた解脱心を取得しなければならないとあります。

無能唱元氏が参禅修行をしていたことなどを紐解いていくと、この類似点は偶然ではないことに気づくのです。

魅力は、自己の内観の内に獲得できる

また、こうも言います。

解脱というものは、そう難しく考える必要はないのです。それは要するに、「緊張なき反省」といったようなもので、時には「内観」とも呼ばれる行によって得られる一種の心理状態なのです。

(省略)

このように心の内に自分の言動を見ることを「観ずる」といいます。この観を行じている瞬間こそ、あなたの心が自分を解脱して、自分を含めた一切の事物を観じている瞬間なのです。

人蕩の極意は正にこの解脱の状態の内において体得、自得できるものです。

解脱というと、「現代社会にそんなこと言われても??そんなものがあるのか?」と、正直、身構えてしまいますよね。しかし、私たちが思い描くものとは違い、そう難しくないようです。また、昨今話題のマインドフルネス瞑想がもたらす状態と同じことでもあります。

「人蕩し術」がリーダー学として経営者に敬愛されているところを見ると、「自分を観ずる」こと(自己の内観)は、”マインドフルネス”な状態に近く、いわゆるマンドフルネス・リーダーシップとは日本的にはこういうことでは?とも思うのです。

いずれにせよ、私たちが魅力を備えるうえで必要なのは、物質的なことよりも無形のもの。そして自分を愛し、相手を愛すことに帰結するわけです。

忘れてはいけないのは、無形であるからこそ、私たちでも魅力を備えることができるということです。


参考元


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Yu Staff

最初はサーフィンのために始めたヨガですが、ヨガから、ワークアウトや食事、呼吸法、瞑想など、もっぱら人間の脳、身体と心の繋がりへの興味が尽きない。最近はビジネス書よりもこれらをテーマにしたノンフィクションばかり読んでいます。