呼吸

覚えておくと便利 – 緊張を和らげる2つの呼吸法

大人も子どもも緊張を和らげるには?

先日、幼稚園でお誕生会がありました。お祝いされる子どもはその日を指折り数えて楽しみにしています。

しかし当日になると「お誕生会やだ。怖い。」と。

ゆっくりと時間をかけて話を聞くと、お祝いされるのが嫌なのではなく、どんな事が起きるのか怖いと話してくれました。

そこでお誕生会の会場を一足先に二人で見にいき、どこに座るのか、どんな事を話すのかをシミュレーションしまた。

少し気持ちが落ち着いたところで「心が強くなることしてみる?」と私から提案しました。

 

見通しが利かないときの緊張には、ろうそくの呼吸

それは呼吸です。

呼吸は道具もいらず、場所も選びません。いつでもどこでも出来るのが良いところです。

今回はお誕生会でもあり、ろうそくの呼吸にしました。

  • 両手を胸の前で組み合わせ、人差し指を立てます。
  • 鼻から息を吸い、
  • 口から細く長く吐く。

これを何度も繰り返します。人差し指をろうそくに見立ててそっと優しく吹き消す様に。

すると「お誕生会いく!」とニッコリ笑ってくれました。

これから起きる事への見通しがついた事、そして呼吸によって心が強く、穏やかになった事で楽しくお誕生会に出られました。参加していたママは安堵の涙!

結果を出したいと焦る緊張には、クマの呼吸を

ところで大人が緊張する時には、見通しが利かない怖さよりも、結果を出したい時に緊張する事が多いと思います。私も大きな試験の前には心臓の鼓動が急に気になったり、荷物のチェックを何度も繰り返したりして、気づけば手汗びっしょりで呼吸も浅い、ということもあります。

そんな時にオススメはクマの呼吸です。

  • 1・2・3と数えながら鼻から息を吸い、
  • 1・2・3と鼻から吐く。

これを繰り返します。慣れて来たら4まで。指を実際に使う方がより有効です。数えることと鼻からの呼吸にだけ集中していると、気持ちが落ち着いていきます。

リラックスしつつ、程よい緊張を保つことで自分が今できる最高のパフォーマンスが出来たら嬉しいですね。

今日も呼吸をしながらご自分に優しく。そして周りにも優しく。


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TULAでは以下の記事でヨガの呼吸法について取り上げています。本記事とともに以下をご覧いただくことでヨガの呼吸法をもっと理解いただけると思いますので是非ご一読ください。

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甲田 美香子

幼稚園教諭、バクティフローヨガBasic修了、YOGAed. キッズヨガPI1修了。4歳で人生の師と呼べる先生に出会い、幼稚園の先生になる!と決め現在に至る。こどもとの関わりや保護者、同僚との連携などストレスフルな中ヨガに出会い、持病の腰痛や肩こりが緩和するだけでなく心が軽くなる感覚を覚える。ヨガは大人だけでなく子どもにも必要であると今伝えたい。チャイルドカウンセラー、学習支援員、日本古来の整体である均整術でもある。