思いやり

変えようとせず嫌を客観的に受けとめ、受け入れられる日が来るように。

乗り越えるのが難しい「嫌なこと」。誰にでもあるのではないでしょうか。もしその嫌なことに悩んでいるのなら、「克服する」のではなく「変えようとしない」と考え方を変えてみてください。

「嫌なこと」は誰もが持つ

みなさんにとって嫌なこと苦手なことは何ですか?
虫を捕まえること。
パソコンでの処理。
人付き合い。

いろいろな捉え方がありますね。

私は、家族を悲しませる人、物がとても苦手です。なかなか理由が分からなかったりするものですね。

結論を知ることではなく、冷静に、そして客観的に「それはどうして?」と掘り下げることがとてもヨガ的です。

単に嫌いで終わらせることでは前進することはなく、過去にばかり捕らわれます。
ああすれば良かった。
あの人のせいでとても不幸だ。
あの出来事が無ければこんな人生になんかなっていない。

嫌なことを乗り越えるには?

そう考えがちです。
私もそうでした。今でもそうなる事はよくあります。

あの人のことを話題にすると家族の顔が曇る。そういうネガティヴ要因って誰しも持っていると思うのです。
ではその思いをどう乗り越えるか。

私の結論は「変えようとしない」です。
自分に置き換えれば、今日からあなたは変わりなさいと言われても無理ですよね。
それを他人に課すのは無理だと思うのです。それに過ぎたことはもう変えられない。それならいつまでも変えようのない過去を引っ張り出してはため息が出るのはなるべく早めに終わりにしたくはありませんか?

そのままでも良い、目の前の景色を見よう

私の場合、家族が悲しくなる相手の幸せを願うまでの心の幅はありませんが、もう違う価値観とその人がその人らしくすごしている。と思うことで無理に変えようとせずに済む気がしています。そしてその人も、違う角度からみたら必要とされる存在だと思うのです。

嫌いなこと、苦手なことに囚われるより、今目の前にいる人、目の前の景色をそのままに受けとめ、わくわくする気持ちで毎日を過ごしたいものですね。

難しい事ですが、切り替える!の気持ちだけでも持ってみませんか?

甲田 美香子

幼稚園教諭、バクティフローヨガBasic修了、YOGAed. キッズヨガPI1修了。4歳で人生の師と呼べる先生に出会い、幼稚園の先生になる!と決め現在に至る。こどもとの関わりや保護者、同僚との連携などストレスフルな中ヨガに出会い、持病の腰痛や肩こりが緩和するだけでなく心が軽くなる感覚を覚える。ヨガは大人だけでなく子どもにも必要であると今伝えたい。チャイルドカウンセラー、学習支援員、日本古来の整体である均整術でもある。