Founder, RYT200 Yoga Instructor
1. 常温ヨガとホットヨガの基本的な違い
常温ヨガとホットヨガは、どちらもヨガですが、実践環境や効果に大きな違いがあります。この記事では、あなたが最適なヨガスタイルを見つけられるよう、これらの違いを詳しく解説します。
常温ヨガの定義と特徴
常温ヨガは、通常の室温(約20〜25度)で行われる伝統的なヨガのスタイルです。インドで発祥したヨガは、身体的な姿勢(アーサナ)、呼吸法(プラーナーヤーマ)、瞑想を組み合わせて行います。常温ヨガの特徴は、ゆっくりとした動きと深い呼吸を通じて、心身のバランスを整えることにあります。
常温ヨガは、さまざまな種類があり、ハタヨガ、アシュタンガヨガ、ヴィンヤサヨガなどが含まれます。これらのスタイルは、それぞれ異なる強度と目的を持っていますが、いずれも通常の室温で行われます。
ホットヨガの定義と特徴
ホットヨガは、高温多湿の環境で行われるヨガのスタイルです。通常、室温は約35〜40度に設定され、湿度は40〜60%に保たれます。このような環境で行うヨガは、より多くの汗をかき、体内の老廃物を排出しやすくなると謳われています。
ホットヨガの特徴は、高温環境下で行うことによる代謝の向上と、筋肉の柔軟性の増加です。また、大量の発汗によるいわゆるデトックス効果が期待できると言われています。
実践環境の違い
常温ヨガとホットヨガの最も顕著な違いは、実践環境にあります。常温ヨガは通常のスタジオや自宅で気軽に始められるのに対し、ホットヨガは専用の設備を持つスタジオで行う必要があります。
常温ヨガの環境は、快適で落ち着いた雰囲気を提供し、ゆったりとしたペースでポーズや呼吸法を学ぶのに適しています。一方、ホットヨガの環境は、高温多湿であるため、身体に負担がかかります。そのため身体的にも精神的にもより刺激的な体験と言えるかもしれません。
それぞれの環境は、異なる効果をもたらし、個人の目的や好みに応じて選択することが重要です。
ヨガといえば常温ヨガ。意外と知らない人がいます。
大手ヨガスタジオがCM等で宣伝しているためか、ヨガといえばホットヨガと考えいる人がいるようです。
ヨガの始まりは4500年前。紀元前にまで遡ります。ヨガの本来の意味は「結びつける」「統合する」というもので、心と体、そして呼吸を調和させることを目指しています。
日本だと、ヨガといえばホットヨガを思い出す人が多いですが、世界的には常温ヨガを指しています。
2. 温度と湿度:環境の違いがもたらす効果
常温ヨガとホットヨガの最も顕著な違いは、実践環境の温度と湿度にあります。この環境の違いは、身体への影響や得られる効果に大きな差をもたらします。
常温ヨガの一般的な環境
常温ヨガは、通常の室温(約20〜25度)で行われます。この快適な環境では、体温の急激な上昇や過度の発汗を心配することなく、ヨガのポーズや呼吸法に集中することができます。湿度も通常の室内環境(40〜60%程度)で維持されるため、呼吸がしやすく、長時間のレッスンでも快適に過ごせます。
この過ごしやすい環境は、初心者や体力に自信のない方、また高温に敏感な方にとって理想的です。常温ヨガでは、身体の柔軟性を徐々に高めながら、ゆっくりと筋力を向上させることができます。また、静かで落ち着いた雰囲気は、精神的なリラックスや瞑想にも適しています。
ホットヨガの高温多湿環境
対照的に、ホットヨガは高温多湿の環境で行われます。通常、室温は約35〜40度に設定され、湿度は40〜60%に保たれます。この環境は、まるで熱帯地域にいるかのような感覚をもたらします。
高温多湿の環境では、体温が急速に上昇し、大量の発汗が促されます。この状態は、通常のヨガよりも身体により大きな負荷をかけるため、心肺機能の向上や代謝の活性化が期待できると言われています。ただし、体への負担が大きいことを忘れずに、無理なく実践することをおすすめします。
体への影響の違い
発汗量と代謝への効果
常温ヨガでも発汗はありますが、ホットヨガではその量が格段に多くなります。大量の発汗は、体内の老廃物を排出する「デトックス効果」があると言われています。また、発汗に伴う体温上昇は代謝を活性化させ、カロリー消費を増加させる可能性があります。
ただし、ホットヨガでの過度の発汗は脱水のリスクも高めるため、十分な水分補給が不可欠です。一方、常温ヨガでは穏やかな代謝促進効果が得られ、長時間の実践でも身体への負担が少ないのが特徴です。
血行促進
高温環境下で行うホットヨガは、血行を促進します。これにより、筋肉や関節の柔軟性が向上し、ポーズの実践がしやすくなると言われています。
常温ヨガでも、ポーズや呼吸法により血行は促進されますが、ホットヨガと比較すると弱いです。しかし、常温での実践は身体への負担が少なく、長期的に継続しやすいという利点があります。
環境の違いは、単に温度や湿度の問題だけでなく、ヨガ実践の質や得られる効果に大きな影響を与えます。個人の体質や目的に応じて、適切な環境を選択することが重要です。
ホットヨガでの発汗量はものすごいものがあります。
とにかく発汗量はものすごいものがあります。ホットヨガのクラスを受講した前後の体重を計測すると毎回約1kgは変化しました。60分で一気に体から水抜きをするので体力の消耗とその復活にかなりのエネルギーを要します。
個人的に、熱帯雨林にいるかのような環境でのヨガは好きでしたが、万人向けではなく一定の体力に自信のある方に適しているように思います。
3. 運動強度と消費カロリーの比較
常温ヨガとホットヨガは、環境の違いだけでなく、運動強度と消費カロリーの面でも差があります。このセクションでは、両者の違いを科学的な研究結果に基づいて比較し、それぞれの特徴を明らかにします。
常温ヨガの運動強度とカロリー消費
常温ヨガの運動強度は、選択するヨガのスタイルによって異なります。例えば、ゆっくりとしたハタヨガは比較的低強度であるのに対し、動きの多いヴィンヤサヨガはより高強度です。
ハーバード医学校の研究によると、30分間の一般的なハタヨガで120〜168カロリーを消費するとされています。※1 一方、インド政府の健康福祉省の調査では、60分間のヨガセッションで約288カロリーを消費するという結果が出ています。※2
常温ヨガでは、急激な体温上昇や過度の発汗がないため、身体への負担が比較的少なく、ヨガ初心者や体力に自信のない方、高齢者でも安心して取り組むことができます。また、じっくりとポーズを保持することで、筋持久力の向上にも効果があります。
ホットヨガの運動強度とカロリー消費
ホットヨガは、高温多湿環境で行うため、常温ヨガよりも運動強度が高くなる傾向があります。体温の上昇と大量の発汗により、心拍数が上がり、代謝が活性化されます。
ホットヨガは一般的に常温ヨガよりも消費カロリーが高いと考えられています。大手ホットヨガスタジオがウェブサイト上で60分間のホットヨガでは、300カロリーを消費するとの説明があります。(出典は不明)
ホットヨガの比較的高い運動強度は、短時間で効果的なワークアウトを求める人々に人気があります。ただし、ホットヨガの高い運動強度は、初心者や体力に自信のない方には負担が大きい可能性があります。また、高温環境での運動は脱水のリスクが高いため、十分な水分補給が不可欠です。
常温ヨガとホットヨガ:どちらが痩せやすい?
「どちらが痩せやすいか」というと、やはり個人の体質や目的によって異なってくるでしょう。上記の研究結果を比較すると、ホットヨガの方がやや高いカロリー消費を示していますが、その差は大きくありません。
そもそもダイエットの成功は単にカロリー消費量だけでなく、継続性も重要な要素です。
常温ヨガは身体への負担が少なく、長期的に続けやすいという利点があります。また、ゆっくりとしたペースで行う常温ヨガは、ストレス軽減効果が高く、ストレス関連の過食を防ぐ可能性もあります。穏やかなペースで長期的に取り組みたい方や、ストレス軽減効果を重視する方には常温ヨガがおすすめです。
一方、ホットヨガは短時間でより多くのカロリーを消費できる可能性がありますが、高温環境での運動に慣れるまでに時間がかかる場合があります。高強度のワークアウトを好む方や、汗をかくことで達成感を得たい方にはホットヨガが適しているかもしれません。
どちらを選択する場合も、バランスの取れた食事と組み合わせること、同時に筋力トレーニングを取り入れ代謝を向上させることで、より効果的なダイエットが期待できます。また、自分の体調や体力に合わせて適切なスタイルを選ぶことが、安全で効果的なヨガ実践の上で大切です。
ホットヨガは一気に汗をかくので水抜き効果はありますが、ダイエットとは異なる話です。
ホットヨガ実施後の体重は確かに減ります。ただ、これはサウナ同様に大量に汗をかいたことが原因で、クラス後に水分を取れば一気に元に戻ります。
これを痩せたと勘違いする方が多いですが、本質的なダイエットではありません。
ダイエットを目的にヨガを始めるのであれば、ホットヨガでも常温ヨガでも長期的に取り組むことが必要です。また、同時に筋力トレーニングや食事コントロールを行いましょう。
4. 柔軟性と筋力向上:どちらが効果的?
まず最初に、筋力向上を主要な目的とするのであれば、常温ヨガとホットヨガではなく、筋力トレーニングを実施した方が効果的です。ただし、ここでは常温ヨガとホットヨガに限定し、どちらが効果的か考えます。
どちらも長期的に取り組むことで柔軟性向上と筋力強化に効果がありますが、その方法と程度には違いがあります。二つの特徴と効果を比較し、それぞれの利点を考えてみましょう。
常温ヨガによる柔軟性と筋力向上
常温ヨガは、通常の室温で行われるため、身体をゆっくりと丁寧にほぐしていくことができます。これにより、無理なく安全に柔軟性を高めることが可能です。
常温ヨガの特徴:
- ゆっくりとしたペースで各ポーズを保持することで、徐々に筋肉を伸ばし、柔軟性を向上させます。
- 自重を使ったポーズにより、全身の筋力バランスを整えることができます。
- 正確なフォームに集中できるため、効果的に筋力を向上させることができます。
常温ヨガは、特に初心者や高齢者にとって安全に柔軟性と筋力を向上させる方法として適しています。また、ゆっくりとしたペースで行うことで、体の変化を感じ取りやすく、自分の限界を超えてしまうリスクが低くなります。
ホットヨガによる柔軟性と筋力向上
ホットヨガは、高温多湿環境で行われるため、身体がより早く温まり、筋肉が柔らかくなると考えられます。これにより、通常よりも深いストレッチができると言われており、短時間で柔軟性を向上させる可能性があります。
ホットヨガの特徴:
- 高温環境により筋肉が柔らかくなるため、より深いストレッチが可能です。
- 発汗による体重の軽減感で、通常よりも難しいポーズにも挑戦しやすくなります。
- 高温下での運動により、心肺機能と筋持久力の向上が期待できます。
ホットヨガは、柔軟性を向上させたい人や、より挑戦的なポーズに取り組みたい人に適していると言われています。ただし、高温環境での過度のストレッチは怪我のリスクも高まるため、注意が必要です。
効果の違いと個人に適したスタイル
常温ヨガとホットヨガの柔軟性と筋力向上の効果は、個人の体質や目的によって異なります。
- 常温ヨガは、じっくりと時間をかけて柔軟性と筋力を向上させたい人、または高温環境が苦手な人に適しています。長期的に見て、安定した効果が期待できます。
- ホットヨガは、汗をかくことで達成感を得たい人に適しています。ただし、高温環境に慣れるまでは体力的な負担が大きいことに注意が必要です。
どちらを選択する場合も、自分の体調や体力レベルに合わせて適切なクラスを選ぶことが重要です。また、インストラクターの指導を受けながら、徐々に難易度を上げていくことで、安全かつ効果的に柔軟性と筋力を向上させることができます。
柔軟性と筋力の向上は、日常生活の質を高め、怪我のリスクを減らすなど、多くの利点があります。常温ヨガとホットヨガ、どちらを選択しても、継続的な実践が最も重要です。自分に合ったスタイルを見つけ、楽しみながら続けることで、心身ともに健康的な生活を送ることができるでしょう。
また、常温ヨガ、ホットヨガ、いずれの効果も経験豊富なインストラクターから適切な指導を受ける場合にのみ効果が発揮されると考えた方が良いでしょう。各ポーズにはアライメントと言って適切な姿勢や筋肉の使い方が定められています。こうした適切な指導がなければ効果は求める効果は期待できませんので、ヨガスタジオを選ぶ際には講師の質をしっかりとチェックしましょう。
ヨガは可動域を広げ、筋持久力を向上させます。
ヨガは直接的に赤筋トレーニングとなり筋持久力が向上します。また、体幹を総合的に鍛えることができます。
ヨガで鍛える筋群は元に戻りにくい性質を持っており、リバウンドを防ぎ、太りにくい痩せ体質を作るのに向いているとも言えるでしょう。
常温ヨガでもホットヨガでも同様の効果は得られますが、なるべくあるポーズを静止し、キープ時間を長く保持するようなヨガが適していると言えるでしょう。
ホットヨガの注意点
ホットヨガは人気のあるエクササイズですが、その高温多湿環境は身体に大きな負担をかける可能性があります。国民生活センターによると、ホットヨガには特有のリスクがあることが明らかになっています。
ホットヨガを避けるべき人
以下の方々は、ホットヨガの実施を慎重に検討し、事前に医師に相談することが推奨されています:
- 高齢者
- 高血圧・心疾患・慢性肺疾患などの持病がある人
- 利尿剤などを服薬している人
- 熱中症の既往歴がある人
これらの条件に該当する方は、高温多湿環境下での運動によって健康リスクが高まる可能性があります。
ホットヨガのデメリット
国民生活センターの調査によると、ホットヨガには以下のようなデメリットがあります:
- 体調不良のリスク:
- めまい、立ちくらみ(66.3%)
- のぼせ、ほてり(46.3%)
- 吐き気、嘔吐(29.1%)
- 頭痛(23.4%)
- 動悸(20.0%)
- 熱中症のリスク: ホットヨガの一般的な環境(室温38℃、湿度65%)は、日本生気象学会の「日常生活における熱中症予防指針」では「危険」レベルに相当します。
- 脱水のリスク: 高温多湿環境での激しい発汗は、適切な水分補給がなければ脱水症状を引き起こす可能性があります。
- 耳鼻咽喉科領域の症状: 耳管開放症、起立性調節障害、耳鳴りの悪化などの症状が報告されています。
- 長期的な影響: 調査によると、体調不良を経験した人の約半数(49.1%)がホットヨガを中止しています。
ホットヨガは発汗による爽快感を得られますが、健康や体力に自信がある方が良さそうです。ホットヨガを始める前に自分の健康状態を慎重に評価し、適切な準備と注意を払うことが重要です。
出典:独立行政法人 国民生活センター 「「ホットヨガ」によるめまい、のぼせ、吐き気、頭痛に注意!-レッスン中だけではなく、レッスン後に体調不良となることも-」
初心者向け常温ヨガとホットヨガの選び方
ヨガを始めようと考えている初心者の方にとって、常温ヨガとホットヨガのどちらを選ぶべきか迷うことがあるでしょう。ここでは、それぞれのスタイルの特徴や注意点を踏まえ、適切な選択をするための指針を提供します。
体調や目的に応じた選択
- 健康状態の考慮:
- 持病がある場合や体力に自信がない場合は、まず常温ヨガから始めることをお勧めします。
- 高血圧、心疾患、慢性肺疾患などの持病がある方は、ホットヨガを避け、常温ヨガを選択するのが賢明です。
- 目的に応じた選択:
- ストレス解消や柔軟性の向上が目的の場合、常温ヨガでも十分な効果が得られます。
- 短期間で集中的に汗をかきたい、または代謝を上げたい場合は、ホットヨガが適している可能性があります。
- 年齢と体力:
- 高齢者や体力に不安がある方は、常温ヨガから始めるのが安全です。
- 若く、体力に自信がある方でも、ホットヨガを始める前に常温ヨガで基本を学ぶことをお勧めします。
必要な準備と注意点
常温ヨガ実践時の準備
- 適切な服装:
- 動きやすい、吸汗性の良い服を選びましょう。
- タイトすぎず、ゆったりしすぎない服装が理想的です。
- ヨガマット:
- 滑り止め効果のあるヨガマットを用意しましょう。
- 初めは貸出用のマットを利用してもよいでしょう。
- タオル:
- 汗拭き用のタオルを持参しましょう。
- 水分:
- レッスン前後の水分補給のため、水やスポーツドリンクを持参しましょう。
ホットヨガ実践時の準備
- 服装:
- 吸汗速乾性の高い素材の服を選びましょう。
- 肌の露出が多い服装の方が、体温調節しやすいです。
- タオル:
- 大きめのバスタオルと汗拭き用のフェイスタオルを用意しましょう。
- 水分:
- たっぷりの水分(少なくとも1リットル以上)を用意しましょう。
- ミネラルを含む飲料水やスポーツドリンクがおすすめです。
- 着替え:
- レッスン後の着替えを忘れずに持参しましょう。
- シャワー用品:
- 多くのスタジオにはシャワー設備があります。必要に応じて、シャンプーやボディーソープを持参しましょう。
適切なウェアの選び方
- 素材:
- 吸汗速乾性の高い素材(ポリエステルやナイロンなど)を選びましょう。
- 綿素材は汗を吸うと重くなるため、特にホットヨガには適していません。
- フィット感:
- 動きやすさを重視しつつ、体のラインが分かるフィット感のあるものを選びましょう。
- ゆったりしすぎる服は、逆立ちなどのポーズの際に邪魔になる可能性があります。
- 長さ:
- 上衣は、逆立ちなどのポーズの際にずり落ちない長さのものを選びましょう。
- 下衣は、膝上のショートパンツやレギンスタイプのものが人気です。
- 快適性:
- 縫い目や装飾が少なく、肌触りの良いものを選びましょう。
初心者向けクラスの特徴
- ゆっくりとしたペース:
- 初心者向けクラスでは、各ポーズをゆっくりと丁寧に説明しながら進めていきます。
- 基本的なポーズの習得:
- 呼吸法や基本的なヨガのポーズを中心に学びます。
- 小規模なクラス:
- 多くの場合、初心者向けクラスは少人数制で、インストラクターの目が行き届きやすい環境です。
- 修正と指導:
- インストラクターが個別に姿勢の修正やアドバイスを行います。
- リラックスした雰囲気:
- 競争意識を持たず、自分のペースで練習できる雰囲気づくりがされています。
初心者の方は、まず常温ヨガの基本クラスから始めることをお勧めします。ヨガの基本的な姿勢や呼吸法を習得した後、徐々にレベルアップしていくことで、安全かつ効果的にヨガを楽しむことができます。ホットヨガに興味がある場合も、常温ヨガである程度慣れてから挑戦するのが良いでしょう。
常に自分の体調に注意を払い、無理をせず楽しみながら練習を続けることが、ヨガを長く続けるコツです。
しっかりとした指導が得られるヨガスタジオを選ぶことが大切です。
ヨガポーズにはアライメントと言って適切な姿勢、筋肉の使い方などが決まっており、中には禁忌もあります。ヨガインストラクターは初心者の方、中級、上級などヨガの経験度に応じて指導を行います。
こうしたアライメントを重視した指導がない限り、ヨガの効果は引き出せませんので指導力のあるスタジオを選ぶことが大切です。
その意味では最初は常温ヨガの小規模なスタジオで経験を積み、ある程度アライメントを意識したポーズが取れるようになった後にホットヨガに通う方が良いかもしれません。
私がヨガを始めたのはホットヨガからでした。8年間通っていましたが、基本的にはインストラクターのポーズを真似するだけで、細かい指導は受けられませんでした。
まとめ:常温ヨガとホットヨガの選択と安全な実践を!
常温ヨガとホットヨガは、それぞれ独自の特徴と効果を持つ素晴らしい運動です。この記事を通じて、両者の違いや注意点について詳しく見てきました。ここで、主要なポイントを振り返り、まとめておきます。
- 個人の状態に合わせた選択:
- 健康状態、年齢、体力レベルを考慮し、適切なスタイルを選びましょう。
- 持病がある場合や初心者の方は、まず常温ヨガから始めることをお勧めします。
- 安全性の重視:
- ホットヨガは高温多湿環境で行うため、熱中症や脱水症状のリスクがあります。
- 常温ヨガは比較的安全ですが、無理なポーズは避け、徐々に難易度を上げていくことが大切です。
- 目的に応じた実践:
- ストレス解消や柔軟性向上には両方のスタイルが効果的です。
- 代謝アップや発汗を重視する場合は、ホットヨガが適しているかもしれません。
- 適切な準備:
- どちらのスタイルでも、適切な服装と十分な水分補給が重要です。
- ホットヨガでは特に、大量の汗に備えた準備が必要です。
- 徐々にレベルアップ:
- 初心者は常温ヨガの基本クラスから始め、徐々にレベルアップしていくのが賢明です。
- ホットヨガに挑戦する際も、常温ヨガである程度慣れてから始めるのが良いでしょう。
- 体調管理にはくれぐれも注意:
- レッスン中だけでなく、レッスン後も自身の体調に注意を払いましょう。
- 無理をせず、体調不良を感じたら休憩や中断をためらわないことが大切です。
- 継続的に行う:
- 効果を実感するためには、定期的かつ継続的な実践が重要です。
- 自分のペースで楽しみながら続けることが、長期的な健康増進につながります。
- 専門家のアドバイス:
- 不安がある場合は、医師やヨガインストラクターに相談しましょう。
- 個別のアドバイスを受けることで、より安全で効果的な実践が可能になります。
常温ヨガとホットヨガ、どちらを選択するにせよ、最も重要なのは自分の体と心に耳を傾けることです。無理をせず、楽しみながら実践することで、ヨガがもたらす多くの恩恵を享受できるでしょう。
ヨガは身体的な健康だけでなく、精神的なバランスも整えてくれる素晴らしいプラクティスです。この記事の情報を参考に、あなたに最適なヨガスタイルを見つけ、豊かで健康的な生活を送る助けとなれば幸いです。
安全で楽しいヨガ実践を心からお祈りしています。
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