捻った椅子のポーズ
パリヴリッタ ウトゥカタ アーサナ
PHOTO: DAISUKE MIURA
捻った椅子のポーズ(パリヴリッタ ウトゥカタ アーサナ)は、肩から胸、ヒップまでの筋力を強化し、可動性を高めるポーズ。伝統的な文献によると血行を促進し、消化力を高めると言われている。
足を腰幅に開き、タダーサナ(山のポーズ)で立つ。息を吸いながら腕を頭上に伸ばし、背筋を伸ばす。息を吐きながら膝を曲げて前屈し、胸を腿に近づけて両手を床につく。
息を吸いながら足の裏を床につけ、腕と胸を持ち上げて、腿から離す。胸は上げたまま腕を指先まで伸ばし、背骨と腕を床と平行にする。
坐骨を天井に向けて突き上げる。同じリズムで滑らかに呼吸しながらかかとで床を踏みしめ、しっかりと土台を安定させる。臀部をかかとに近づけ、腕を背骨をさらに上へ伸ばす。両手を心臓の前に下ろし、合掌する。
息を吐きながら胸を右に向け、身体を前に傾けて、左肘を右膝の外側に固定する。肘で膝を押しつつ、膝で肘を押し返して、さらにひねりを加える。両手の親指は胸骨につけたまま、手のひらを互いに強く押し合う。
右膝を前に押し出し、左膝と並ぶようにする。仙骨から上に向けて、上体が螺旋状にねじれているのを感じる。首をめぐらして、右肩の先を見つめる。
腰をさらに深く沈みこませる。体重をやや後方に移動し、膝が足首よりさほど先に出ないようにすると、腿の上部の筋肉にさらに強烈に効く。呼吸を繰り返す。
息を吸いながらポーズを解く。腕の力を使って身体を起こし、タダーサナに戻る。反対側も同様に。
ポーズ名
日本語名
捻った椅子のポーズ
英語名
Revolved Chair Pose
サンスクリット語名
パリヴリッタ ウトゥカタ アーサナ
parivrtta utkatasana
禁忌並びに注意事項
- 不眠症を患っている場合
- 頭痛、低血圧がある場合
- 膝に怪我・故障がある場合
- 足首に怪我・故障がある場合
- 妊娠中の場合