頭立ちのポーズⅠ / 支えのある頭立ちⅠ / ヘッドスタンド
シールシャーサナ / サーランバシールシャーサナⅠ
PHOTO: DAISUKE MIURA
頭立ちのポーズⅠ / 支えのある頭立ちⅠ / ヘッドスタンド (シールシャーサナ / サーランバシールシャーサナⅠ)を継続すると、心身を若返らせ、思考能力を向上させ、頭脳を明晰にすると言われる。伝統的な文献によれば特に頭の疲れに効果があると言われる。
人間の身体は、健全な脳なしでは全ての能力を発揮することはできない。頭は識別力を司るサットヴァの中心点、上体は情熱、感情、行動を司るラジャスの中心点、横隔膜より下の部分は、飲食の喜びやセックスのスリルと快楽のような感覚的な喜びを司るタマスの中心点である。
膝立ちになり、肘同士を掴んで肩幅の距離を作る。肘はそのままで指を組み、腕と手で三角形を作る。両手はコップのような形にして両手小指側を床に付けておく。
頭頂部を床に付き、後頭部をコップ状の手のひらにあてる。額や後頭部が床につかないようにする。指は組んだままで緩まないように注意。緩むと手に体重がかかり、腕が痛くなる。
頭の位置が決まったら、体重を頭のほうに移動する。膝、つま先は自然に床から離れる。ゆっくりと体重を頭のほうに移動すると、両足も上がる。ひとつずつ段階的に徐々に足を上げていき、最後に両足を伸ばし、頭で立つ。全身を床と垂直に保つ。
足を下ろすときは腰の力で下ろすようにする。上級者でバランスがうまくとれる者は、息を吐きながら両足を上げ、床と平行にする。この状態をウールドヴァ・ダンダアサナという。
ポーズ名
日本語名
頭立ちのポーズⅠ、点倒立Ⅰ、支えのある頭立ちⅠ、ヘッドスタンドⅠ
英語名
Head StandⅠ, Supported Headstand Ⅰ
サンスクリット語名
シールシャーサナ、サーランバシールシャーサナⅠ、サーランバ・シルシャーサナⅠ、サーランバ・シールシャアサナⅠ
शीर्षासन
sirsasana
सारम्भशीर्षासन
salamba sirsasana Ⅰ
ジャンル
禁忌並びに注意事項
- 首に怪我・故障がある場合
- 低血圧がある場合
- 高血圧がある場合