あの人は、どうしてそんなに自信が持てるのか?自分には自信がないと感じている。また自分に欠けているものが多いと感じている人は実に多いもの。しかし、羨むあの人が持っていて、あなたが持っていないもの、この違いこそ価値があるのです。
日本人は自己肯定感が低い
「身体がかたいので…」
「運動が苦手なので…」
「(産後で)太ってしまって恥ずかしいのですが…」
「ウェアを買う時間がなくて…こんな格好で恥ずかしいのですが…」
クラスにみえるほとんどの方が、このようになにかしら否定的なことをおっしゃいます。実際には、おっしゃるほどではない場合がほとんどにも関わらず。
謙遜という文化や習慣のせいだけでなく自己肯定感が低い。だから不安で、思わずそういう台詞を言わずにはいられないのだ。そう感じる場面がたくさんあります。
「自分は価値がある人間だと思う」という質問に”yes”と回答した高校生の割合は、アメリカでは57%、中国は42%、一方、日本では8%と極端に低いのだそうです。※1
違いこそが価値 – 欠けた歯車のままでも大丈夫
会社みたいなところでは”かえ”がききますよね。だれかひとりいなくなっても困らない。歯車の欠けた部分にかわりの人をいれて…いいえ、いれる前から、つまり欠けたままですら、おおきな歯車は何事もなかったようにまわりつづけていく。
でも、わたしにとって、あなたにとって、あの人はあの人。この人はやっぱりこの人。
かわりはいません。
だから誰かを失ったとき、わたしたちは欠けた歯車を抱えたまま生きていく。欠けていても、なんとかうまくまわるようにバランスをとったりコツをみつけたり。それで欠けた歯車のままでも、うまく回るようになる。それでもときどき、うまく回らなくなったりする。ぽっかりと欠けた不在の存在のせいで。
そういうものだと思うんです。それでいいのだと。
「既に持っているもの」を大切に
おなじように、「みんなとおなじに」とか「欠けているなにか」を追い求める前に、持っているものを大切にしてほしいんです。あなたは既に素晴らしいものをたくさん持っています。そのことに気がついてほしいんです。
無理することはありません。今あるもので回るように回していけばいいんです。
そうしてみると案外うまく回るとびっくりするかもしれません。自分の人生に必要なものは、既にある程度、持っていたりするものです。みんなとおはじではないかもしれません。それは、あなただけにしかできないことがあるからです。
そうしたことに気がついてほしい。
そうすると生きていくのもラクになる。
自分に自信もついてくる。
歯車がまたうまく回りはじめる。
たとえ、いくつかの歯が欠けていたとしても。
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※1 出展元:日本青年研究所調べ 2011年 (日経新聞)