第4チャクラは、7つのチャクラの中心で身体的にも精神的にもバランスをとる役割があります。自分と周りの人々に無条件の愛を感じるためのチャクラで、バランスが良いと自分をそのまま受け入れることができます。一方バランスが悪いと我慢体質になったり、精神的にダメージをため込んだり、無感動になります。
第4チャクラは、サンスクリット語ではアナハタチャクラ(ANAHATA CHAKRA)、英語ではハートチャクラ(Heart Chakra)、日本語では心臓のチャクラというように、身体の中心に位置します。また自分と相手の中心でもあり精神的にも中央に位置すると考えられています。
あなたが、人から愛されたいと思うなら、自分を愛していなければなりません。自分を愛せるからこそ、期待のない、無条件の愛を相手に捧げることができ、それがまた自分に返ってくるというわけです。一方、第4チャクラのバランスが崩れることで、人間不信に陥ったり、相手に一方的に愛を求めてしまいます。また人間関係においても、依存しすぎた関係となってしまうことがあり、ひどい時にはうつ病になってしまうとも言われています。
第4チャクラの特徴
思いやり、無私無欲、大地を癒すための努力、自己と他者に対してのヒーリングスキルの向上、胸、愛、慈愛、ゆるし、包容力、受け入れる力、共感、やすらぎ、癒し、パートナーシップ、親切心、同情心、心臓、肺、胸腔内の臓器、呼吸器、貧血、高血圧、循環器に症状が現れやすくなります。
第4チャクラの位置
胸部に位置し、慈愛と愛情を司り、調和や穏やかさをもたらします。
チャクラの中でも、また身体の中でも、ちょうどど真ん中に位置するチャクラです。
第4チャクラの属性
色:緑、ピンク
年齢:22〜28歳、71〜77歳
五大元素:風
五感:触覚
機能:掴む、捉える
行動器官: 手
感覚器官:皮膚
関連する内分泌:胸腺
マルマ※: フリダヤ(心臓)マルマ
※マルマとは? 詳しくはこちらの記事をご参照
第4チャクラのバランス
第4チャクラがバランスよく活性化しているとき
第4チャクラがバランスよく活性化している状態では、真の愛を経験できるようになると言われています。ここでいう愛とは、宇宙レベルの大きな愛で見返りを求めない無償の愛です。また、自分を慈しむことができ、他人とも愛ある関係を作ることができるので人間として成長し、豊かになり、発展するチャンスを作ります。愛に満たされ、自分を必要としてくれている、愛されている、という安心感とともに生きていくことができるようになります。
人間関係に対しても柔軟になり、心に深い癒しが訪れ、精神的に安定します。心臓が強くなり、自分の本来の愛の力、真の母性が目覚めます。自分自身のことも無条件で愛することができるので、誰かに支えてもらう必要がないため、心を自由に開いて、気持ちや考え方、能力や持っているものなどを、他人と分かち合うことができます。自分を愛せる深い愛があるので、他人に対しても条件付きではなく、無償で人に惜しみなく与えられ、愛することができるようになるのです。
第4チャクラが滞っているとき
反対に第4チャクラのバランスが滞っている時は、自分に必要な愛を外に求めてしまい、人に頼り頼られる依存関係に陥りがちです。また、人を過剰に警戒したり、疑り深くなり、素直になれなくなるか、大げさになってしまいます。
第4チャクラが活性化しすぎているとき
孤独感が強くなり、情緒的な行動を取りやすくなります。繊細で傷つきやすい心と繋がっているため、過去の辛い経験や感情が十分に癒えていないと、ハートが閉じこみ気味になり、落ち込みやすくなります。一度落ち込むと、ペースを取り戻すまで時間がかかり、人の愛や行為が、深いところで信じられなくなってしまいます。
第4チャクラのバランスを整える方法
上記のようなバランスの乱れを感じたら、以下のような方法でバランスを整えることができます。
第4チャクラの活性法その1. 呼吸で整える
目を閉じ、ゆったりとリラックスした状態で、第4チャクラのある心臓を意識しながらゆっくりと腹式呼吸を行っていきます。その際、森林など第4チャクラの色である緑色のイメージを思い浮かべます。森林のエネルギーをゆっくりと深く吸い込み、そしてそれらが身体中に充満するイメージを大切にします。
息を吐く際は、充満した森林のエネルギーを吐き切るイメージを持ちます。これらをゆっくり、5分〜10分間かけて行うことが理想です。終わった後は森林のエネルギーが身体中に満たされているイメージを描きましょう。
第4チャクラの活性法その2. バランスを整えるアーサナ(ポーズ)
第4チャクラのバランスを整えるためのアーサナ(ポーズ)として以下の3つがあります。コブラのポーズ、頭を膝につけるポーズ、魚のポーズともにポピュラーなアーサナですので、第4チャクラの呼吸法で紹介したイメージを描きながら行ってみてください。
- ブジャンガアーサナ(コブラのポーズ)
- ジャーヌシールシャアーサナ(頭を膝につけるポーズ)
- マツヤアーサナ(魚のポーズ)
第4チャクラの活性法その3. アロマオイルで整える
薔薇、メリッサ、ネロリ(橙花)、ゼラニウム、ベルガモット、パインなど。これらのアロマで、明るい気分になり、心を解放します。抑うつ作用が期待できます。
※ 警告:エッセンシャルオイルは、赤ちゃんや12歳以下の子供への使用は厳禁です。妊娠中はわアロマセラピストが薦める安全なオイルの少量使用に限定されています。
第4チャクラの活性法その4. 身につけるもの
第4チャクラのカラーである緑やピンクをコーディネートに取り入れたり、身の回りにも集めてみてください。
また、前回同様にクリスタルについても情報を掲載しておきます。以下のクリスタルがバランスをもたらすとされていますので、参考にしてみてください。
過活性を鎮めるクリスタル:ピンクトパーズ、ピンクまたはラヴェンダークンツァイト、ロードナイト
活性化するクリスタル:ペリドット
バランスを整えるクリスタル: ウォーターメロントルマリン、グリーンアヴェンチュリン、ロードクロサイト、ローズクオーツ、翡翠、エメラルド、緑のカルサイト
7つのチャクラ完全ガイド
ヨガとアーユルヴェーダを深める上でチャクラを理解すべき理由
チャクラは、ヨガだけでなくアーユルヴェーダとも深い関係にあります。ヨガを上達する、もしくはアーユルヴェーダを深めるためにチャクラを理解することは大切なのです。
ここではチャクラのヨガとアーユルヴェーダとの関わりについて解説しています。
第一チャクラ 活性化
大地にしっかり根をおろし、根源的な生きるためのエネルギーを発生させるチャクラ。バランスを崩すと自分の人生を否定したり、または反対に利己的になったりします。
第二チャクラ 活性化
自分自身の深い部分と関連し、彩りのある人生を意味します。第2チャクラのバランスが良いと自己肯定感が生まれ自信や信念が生まれます。一方、バランスが悪ければ自分らしさがなくなり、人生に不満をもったり、漠然とした不安を感じたりするようになります。
第三チャクラ 活性化
集団の中で自分らしさを維持でき、他人と自分への信頼を高めるエネルギーが出入りしていると考えられてます。第3チャクラのバランスが良いと強い意志と勇気と行動力がでます。一方、バランスが悪いと、周囲をコントロールしようとしたり、すべての物事に対して、敵対心を持つと言われています。
第四チャクラ 活性化
7つのチャクラの中心で、それぞれをバランスをとる役割があります。自分と周りの人々、そしてこの世の全てに無条件の愛を感じるためのチャクラ。第4チャクラのバランスが良いと、自分をそのまま受け入れることができ「あるがままの自分」を受容することができるようになります。バランスが悪いと、我慢体質になったり、精神的にダメージをため込んだり、無感動になります。
第五チャクラ 活性化
円滑なコミュニケーションをとるのに重要と言われるチャクラ。第5チャクラのバランスが良い時は、周囲の意見を尊重しながら、自分の主張を上手に相手に伝えることができます。バランスが悪い場合、周囲の意見に耳を傾けることができなくなりコミュニケーションがうまく取れないと言われます。
第六チャクラ 活性化
直感、洞察、予知、想像力などに関わるチャクラ。第6チャクラのバランスが良い場合は、自分本来の目標や夢を見つけ、新たな道を切り開いていくことができます。一方、バランスが悪い場合は、自分に起きることの全てに否定的に捉えてしまい、目標や夢、生き甲斐を感じられなくなります。
第七チャクラ 活性化
バランスが良い場合は、解脱の状態を意味し宇宙とつながると言われています。解釈として、人生において起きること全て、ポジティブ・ネガティブな全てに対し必然であると感じ、受け入れることができます。バランスが悪い場合は、自分におきることをすべて否定的に捉えてしまい、「恐れや心配」の多い生き方になります。