上手くいかない時やそうでない時も、自分の思いを伝えることは様々な波及効果があります。普段当たり前すぎて気づかないコミュニケーションに、ヨガ的な行為が見て取れます。おもいってあなたの思いを伝えてみましょう。
子供たちから「はい、お手紙」と可愛いメモや折り紙をよくもらいます。子どもなりに大好きな気持ちを表現したいのです。教師としては幸せな瞬間の一つです。それは女の子では3歳で、男の子ではしばらく見られないというのも興味深い所です。女の子は手紙交換もコミュニケーションなのです。男の子は手紙よりむしろ体でぶつかるコミュニケーションで絆を深めています。
自己の思いを表出することで客観的になれる
人は何故、自分の思いを伝えたいのでしょう?
まずは自己の思いを表出させることの喜びを知っているからではないでしょうか。頭の中がごちゃごちゃ!どうしようもない時に箇条書きにしてみたり、日記にひらめくままに書いてみたりすることもあると思います。書くことで思いが可視化されると客観的に、そして少し冷静に物事を考えられますね。
それはとてもヨガ的な行為なのです。
自分の本質は穏やかで愛があるのに、忙しさやその時の突発的な感情で物事への優先順位が思い通りにならなくなったり、イライラしなくても良いことにもイラッとしてしまったりしてしまいます。それを一度呼吸してから(私はなにがしたい?)と問いかける行いを繰り返す中で自分の心と手紙のやり取りをしているように私には感じます。
伝えることで共感が生まれる
思いを伝える事で得られるのは、家族や仲間からの共感も大きいと思います。子どもの育ちには共感されることはとても大切です。しかしそれは子どもだけでしょうか?大人も必要ではありませんか?共感とは、他人の考え、主張に全くそうだと感ずること。とあります。学校でも正解を求められ、仕事でもそうですね。私、という存在に正解はありますか?不正解はありますか?命は全て尊く、尊重される存在です。
誰かに共感してもらう事は、あなたは良いのだよ。と言ってもらっていることと近いと思うのです。
1日の始まりと終わりには、自分で自分に共感してあげませんか?
私を大事に出切る一番の人は、私自身ですから。
ご自身の心に、一番言われたい言葉を送ってあげたいものです。